カリオは激戦のなか惜しくも転倒
レッドブルKTM250ライダーの青山博一が素晴らしいレース展開を見せて2位でチェッカーフラッグを受けた。日曜日のサンマリノGPは、彼にとってのシーズン3度目のポディウムフィニッシュを祝福するレースとなった。
青山博一 (Red Bull KTM 250 2位)
ドイツGPのウイナーでもあるジャパニーズヒーローはスタート直後は7番手前後だったが、徐々にタイムを縮めて順位を上げていった。青山はファステスト ラップ(全ライダー中の最高ラップタイム)だけではなく、新しいラップレコードもマークした。
素晴らしいリザルトではあったが完全を求める彼はすべてに満足しているわけではない。「スタート直後の燃料が満載されている状態でのライディングフィー ルがあまり良くなかった。燃料が少なくなってくると次第にハンドリングが良くなってきていい走りができるようになってきた。ラップレコードも出すことがで きたけど、その頃にはトップのロレンツォははるか遠くに逃げていたんだ」。しかし、青山はこのレースのために新しいシャーシを投入してくれたチームに感謝 し、ニューマシンの性能も高く評価している。「セッティングを出すための時間が1日しかなかったけど、性能は素晴らしいものだった」。サンマリノはレース 前日の土曜日に豪雨に見舞われ、プラクティスセッションがキャンセルされていたのだ。