2007年9月17日月曜日

MOTO GP 第12戦 2007年9月16日 ポルトガル・エストリルGP250



GP250青山、カリオともにマシントラブル
後半戦に入って再び調子を上げてきたレッドブルKTMの青山博一、そしてミカ・カリオ。エストリルサーキットでも好成績が期待されていたが、残念なマシントラブルに見舞われ、ポディウムが遠ざかる結果となってしまった。 ミカ・カリオはフロントローからのスタート。スタートもまずまずで、序盤の4ラップは3番手で周回を重ねた。カリオのレース運びに、ポディウムフィニッシュも確実と思われたが、キャブレターのオーバーフローにより戦線離脱となってしまった。チームメイトの青山は、セカンドグループでホルへ・ロレンツォをとらえ熾烈な4位争いを展開したが、残り4周でチェッカーというところでエンジントラブルによるリタイアとなってしまった。

青山博一 (Red Bull KTM 250 DNF) 
スタートした青山は、土曜日のトレーニングセッションの時ほどにはエンジンの調子がよくないことに気がついていた。セカンドグループをリードし、トップグループに追いつくことが出来そうになってきたところで、エンジンストップ、彼のレースが終ってしまった。「今日はミカもストップしてしまったしまったくついてない日だね。でも、次のレースではこの不運をきっといいリザルトで挽回できるよ。日本GPはぼくにとってもっとも大事なレースだ。たくさんの友人やサポーターが待ってくれているからね。マシントラブルを完全に克服して、もっと強くなって日本のレースに臨むつもりだよ」と、力強くコメントした。

MOTO GP 第12戦 2007年9月16日 ポルトガル・エストリルGP125


GP125セッティング不調に悩まされ小山は7 位に

レッドブルKTM チームはエストリルサーキットで、ベストなセッティングをなかなか見つけ出すことができなかった。3 名のライダーはいずれも健闘したが、もっとも成績が良かったのは小山知良の7 位だった。


小山知良 (Red Bull KTM 125 7 位) 
小柄なジャパニーズヒーローは、この週末のレースが最終ラップまで苦労の連続だったと話す。「今朝のウォームアップでも何回かセッティング変更をしたけど、やっぱりチャタリング( タイヤの振動) が解決しなかった。他のコーナーでは問題ないのに、肝心の最終コーナーでひどいチャタリングが出てしまう。最終コーナーのスピードは、その後の長いストレートのスピードに影響するから、ここで遅いっていうのはすごく不利なんだ」。マシンが十分でない状態での7 位は好成績と言えるだろう。「次はホームの日本GP、モテギが楽しみ。優勝にむけて全身全霊をかけるよ!」