2007年9月3日月曜日

MOTO GP 第12戦 2007年9月2日 イタリア・ミサノ GP250



GP250 青山ラップレコード樹立!
カリオは激戦のなか惜しくも転倒


レッドブルKTM250ライダーの青山博一が素晴らしいレース展開を見せて2位でチェッカーフラッグを受けた。日曜日のサンマリノGPは、彼にとってのシーズン3度目のポディウムフィニッシュを祝福するレースとなった。


青山博一 (Red Bull KTM 250 2位)
ドイツGPのウイナーでもあるジャパニーズヒーローはスタート直後は7番手前後だったが、徐々にタイムを縮めて順位を上げていった。青山はファステスト ラップ(全ライダー中の最高ラップタイム)だけではなく、新しいラップレコードもマークした。
 素晴らしいリザルトではあったが完全を求める彼はすべてに満足しているわけではない。「スタート直後の燃料が満載されている状態でのライディングフィー ルがあまり良くなかった。燃料が少なくなってくると次第にハンドリングが良くなってきていい走りができるようになってきた。ラップレコードも出すことがで きたけど、その頃にはトップのロレンツォははるか遠くに逃げていたんだ」。しかし、青山はこのレースのために新しいシャーシを投入してくれたチームに感謝 し、ニューマシンの性能も高く評価している。「セッティングを出すための時間が1日しかなかったけど、性能は素晴らしいものだった」。サンマリノはレース 前日の土曜日に豪雨に見舞われ、プラクティスセッションがキャンセルされていたのだ。

MOTO GP 第12戦 2007年9月2日 イタリア・ミサノ GP125



GP125

小山が3位でポディウムに立つ



 "ネバーギブアップ!" 小山知良が不屈の闘志で激戦のサンマリノGPを戦い抜き、見事KTMを3位のポディウムに押し上げた。この入賞で小山は16ポイントを獲得し、シリーズランキングも3番手につける活躍だ。125ccのレースはスタート直後からトップグループが激しい混戦模様となった。へクター・ファウベルとシモーネ・コルシが接触してクラッシュ、小山はうまくこれを避けて、3位でフィニッシュ。シーズン5度目のポディウムフィニッシュを勝ち取ることに成功した。


小山知良 (Red Bull KTM 125 2位)

 「チームにとっても、ぼくにとってもハッピーエンドになったレースだったね。レースの前半はトップグループにぴったりついていこうとしたけど、ちょっとぺースが速かった。ルーカス・ぺセスが眼の前でクラッシュした時に順位を落としたので、もうポディウムは無理かなと思っていたんだけど、でもとにかくトップを追うことに専念したよ。そうしたら残り4ラップのところでファウベルとシモーネがクラッシュしているのが見えた。これはぼくのポディウムのために起きた出来事だってすぐにわかったよ!」。数週間後に控えた日本GPに向け、運が味方についていることを期待している小山だ。